堂叡山・鳩ヶ峰コース

⑨鳩ケ峰
標高1,319.4m、大道山の北側に位置し頂上は平坦な峰です。
東側山脈の中では未整備な部分ですが、ルートははっきりしています。
大道山からの途中「傍陽」側の景観は開け遠く烏帽子岳が望まれますが、坂城側はカラマツの植樹により景観は厳しいです。
学有林
子どもたちが、自然に親しみ、浩然の気を養ない、植樹、下草刈り等の勤労の成果と伸び行く森林への愛着と夢を抱かせることなどを目的に、町の町有林を無料借地として昭和41年に坂城小学校学有林を創設したものです。
学有林運営委員5名、PTA役員の協力により、計画的に造林作業が行われています。

⑨和平高原
黒柏木の南に広がる標高1,OOOmの山頂台地です。四方1キロに及ぶ平坦地で戦後開拓地として開墾され、今も高原野菜が栽培されています。
真田町に通じる境まで行くと駐車場があり、南へ鳩ヶ峰、北へ鏡台山へのべ一ス地です。
また、町営の「和平公園山の家」には宿泊施設があり、5月~1O月までキャンプ等利用されています。
利用案内
都市公園管理センター TEL0268-82-0234 坂城町役場 都市・下水道課 TEL(代)0268-82-3111

コースガイド

平沢から林道横引線を約2km南に進むと森林整備の作業道が分岐します。ここへ車を置き、開設された作業道を登ると1,240m鞍部に出ます。
ここはもう真田町との境界稜線です(既設の登山道は作業道で所々切断されているので作業道を利用します)。
大道山(堂叡山)は江戸時代から地元の御岳講の信者たちによって開かれ5基の石像群が置かれています。
この山はいくつかの山名をもっています。
「だいどうざん」「おおどうやま」「どうえいざん」など。信仰の由来がある「堂叡山(どうえいざん)」が地元では一般的です。
頂上からは、坂城、上山田方面を眼下に千曲川西の山上に北アルプスを望めます。
五里ヶ峰、葛尾山は桜の枝の下からのぞき見えます。
1,240m鞍部にもどり鳩ヶ峰に向かいます。
踏み跡がかすかな雑木の中を森林管理署の赤布を頼りに進みます。
青い幹のウリハダカエデをくぐっていくと笹の繁っている尾根に出て傍陽側はヒノキの幼木林となって菅平、烏帽子岳方面が一望できます。
鳩ヶ峰頂上の三角点は笹の中に埋もれています。
坂城側は大きなカラマツ林で展望はききません。
鳩ヶ峰から10分ほど平らな笹の稜線を北上し、標識にそって西に折れ急な斜面を下ります。カラマツの大木の中に約10m問隔にヒノキが立っています。
胡桃平は傍陽側から昔の作業道のあとが判ります。
東七曲は坂城側に和平方面から作業道が延びてきています。
アカマツの尾根を登ると列状間伐と植林したばかりの整備森林になります。
やがて学有林の中を作業道に出て和平に至ります。
真田町との境界峠であり、鏡台山方面への登山口でもあります。

アドバイス

このコースは堂叡山を除いて、ハイキングコースとしては未整備です。
傍陽側が国有林であるため森林管理署の巡視によって踏み跡がありところどころに赤布が付けられています。
鳩ヶ峰山頂とルートの一部を整備すれば年間を通して白然愛好者の隠れコースとして定着するものと期待されています。
特に危険な箇所はありません。

(大道山(堂叡山)~鳩ケ峰~学有林~和平高原)歩行距離約5.8km

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