大峰コース

⑤大峰山
標高1,327.3m、町内の山では一番高い山です。
虚空蔵山連峰が頂上から望めますが、大道山から中之条に連なる尾根のため、坂城方面の景観はあまり良くありません。
頂上は平坦面であり坂城中学校の登山記念碑が建ててあります。太郎山から大峰山への途中は松茸山となっているので、入らないよう注意が必要です。

⑥水晶山
標高1,276m、大峰山から大道山への縦走コースのほぼ中間の山です。
中之条から「傍陽」への芝峠(1,160m)から急坂を登って左折し、傍陽側に突き出た峰で、森林管理署の標識があります。

⑦大道山(堂叡山)
標高1,291.3m、町内東側山脈のほぼ中央に位置し、凹状に二つの平坦な峰を並べています。
その南側の頂上に御岳神社を祭り、一名堂叡山とも呼ばれ安政6年(1859)に御岳信者一心講により信仰の山として開かれました。
頂上には石像5体があります。

コースガイド

林道太郎山線に駐車し、遊歩道、太郎山東作業道をたどると見晴台ベンチにでます。
裏参道から分岐し雑木林の急斜面(近道)を太郎山山頂へ往復します。
ベンチから大峰山に向かって尾根歩きの始まりです。
谷川源流の地獄沢の崩壊を左下に見て鉄塔NO148へ。
ここへは入横尾から林道大久保線経由で鉄塔巡視路を使って登ってくることができます。
尾根筋の道は、はっきりしています。
1,244mピークの鳥居を過ぎていったん下り急坂を登りきると坂城里山の最高峰1,327mの大峰山に到着。頂上からは富士山、八ヶ岳、美ヶ原、北アルプスなど南西方面の展望が素晴らしい。
北に向かって下ると水晶山に続く広い尾根に出ます。ここから大道山まではきれいに刈り払われて歩きやすい。
傍陽側に突き出た水晶山を回りこんで下ると芝峠です。
芝峠は中之条と入軽井沢を結ぶ古くから交易のあった峠で今も林道水晶線を経由して古い道筋がついていますが峠は昔の面影もなく広い平地に大きなカラマツが立っています。
芝峠から大道山までは初めは急ですがやがて緩やかな尾根になり石造物の裏側が見えてくると大道山です。
大道山は坂城市街地を眼下に、五里ヶ峰、葛尾山が石造物の横の山桜の枝下に見ることができます。
名沢川最上部の1,240m鞍部から作業道を通って林道横引線へ下ります。

アドバイス

このコースの特徴は林の中の急な登りでしょう。
鉄塔NO148から大峰山、芝峠から大道山など視界はあまり効かず、ただ自分の脚を頼りに上を目指します。
杖(ストック)を有効に使って登りましょう。
苦労して登った後の頂上の眺めは最高です。
山登りは他のスポーツに比べて運動量が多いといわれています。
準備体操や休息中の体操ではストレッチ(有酸素運動)が有効です。
腰、ふくらはぎ、大腿部、アキレス腱、足首等をゆっくり伸ばし、縮めて20秒程止めて深呼吸します。酸素を取り込んだ新鮮な血液が筋肉をほぐしてくれます。
山歩きの途中でも休息中に何回か行えば疲労を軽減させることができます。

大峰コース(太郎山~大峰山~水晶山~大道山(堂叡山))歩行距離約8.1km

ふるさとの山に包まれた山野草

⑦バイカウツギ
梅の花に似て感じの良い花です。
花弁が4枚、2m位の木になります。
林道の崖際など比較的乾燥地点に繁殖します。

⑧オカトラノオ
日当たりの良い道端や草原に生える多年草の花。
名前が虎の尾ということで子どもたちが興味を持って近づきます。
虎の尾のように総状花序をつけわかりやすいです。

⑨シモツケ
日当たりの良い草地や礫地に生える落葉低木です。
緑の葉の中に赤い小さな花を一杯咲かせます。下野(しもつけ)、今の栃木県で発見されたのでこの名前が付いています

⑩ヒヨドリバナ
やや明るい林の縁や草原にごく普通に見られます。
昆虫が蜜を吸いに多く集まる花です。
6月下旬頃開花します。

⑪ユウスゲ
山地のやや乾燥した草原や林の縁に生える多年草です。
枝別れして淡黄色の気品のある花を夕方から朝にかけて次々に開花します。
日光キスゲが仲問です。

⑫クザボタン
山地の林の縁、道端、草地などの明るい所に生え、下向きに変わった花を付けます。
葉牡丹に似ていることからこの名前が付きました。

⑬ヒメアカバネ
山地の湿った砂礫地に生える多年草です。
わずかに枝を分け、葉は線状長楕円形で細鋸歯があります。
花は淡紅色で幹はこん棒状です。

⑭ツリガネニンジン
秋の高原にさわやかな風が吹き渡ると、今にもリンリンと涼しげな音が聞こえて来そうな風情です。
日本全土に広く分布します。

⑮トモエソウ
山地の日当たりの良い草地に生える多年草の花です。
やや湿った所の方が良く育ちます。
花弁が5枚、先端がねじれて巴形に見える所から、この名がつきました。

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